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HUNTER×HUNTER G・I Final : ウィキペディア日本語版
HUNTER×HUNTER (1999年のアニメ)[はんたーはんたー]

HUNTER×HUNTER 』は、冨樫義博の漫画『HUNTER×HUNTER』を原作としたテレビアニメ化作品の第1作にあたる、日本アニメーション制作の『HUNTER×HUNTER』(ハンターハンター)およびその続編となるOVAを扱う。テレビアニメ第2作については、『HUNTER×HUNTER (2011年のアニメ)』を参照。
== 概要 ==
1999年10月16日から2001年3月31日までフジテレビ系列で放送された。全62話。ただし、土曜18:30から19:00枠がローカルセールスだったため、系列局の中には、上記日程では本作を放送せず、自社制作番組・フジテレビ系列の遅れネット番組・他系列番組を放送したところがあった。同時ネットは4局のみで、北海道文化放送関西テレビテレビ新広島などは遅れネットとなった。山陰中央テレビは本放送終了後に放送。放送しなかった系列局も多くあった。また遅れネットで放送していたテレビ大分は途中で打ち切りとなった。なおOVA版の方はフジテレビ系列およびBSフジでは未放送であるが、アニマックスのみ放送されている。本作品は海外でも放送されているが(台湾など)、海外ではOVAを含め全92話放送されている。
タイトルトルロゴは原作とは異なり、「ハンター×ハンター」とカタカナで表記されている(OVA版以降は原作同様)。テレビシリーズでは原作における残虐なシーンは表現を一部修正している。当時のフジテレビの要求が非常に厳しく、エピソードの順番変更やカットされた部分もあり、天空闘技場では最後の試合で主人公側が勝つよう試合の順番が変更され、ヒソカ対カストロ戦は大部分がカットされ試合の前後とごくわずかな回想が放送されたのみであった。原作では天空闘技場で念能力者から洗礼を受けたキャラクターは身体に障害を負った形で登場したが、アニメ放送時に表現がふさわしくないとのことから、洗礼を受けたが障害を負わずに済み、念能力を得て生き残ったとして描かれている。テレビ放送終了後のOVAでも残虐なシーンはカットされているが、GI編でボマーと戦う時にゴンが片腕を失う表現は、ストーリーに大きく関わる重要な表現であるためカットされていない。
本アニメでは原作を大きく外れるオリジナルストーリーの挿入はほとんど見られない。唯一完全なオリジナルストーリーとなったのは「原作で描けなかった部分をアニメで描いて欲しい」という原作者の要望により追加された第2話と18話から20話の全92話のうちわずか3話と、追加キャラクターとして11話に登場したアニタのみである。
原作の休載回数が多く、アニメの内容が原作に追いついてしまったためにテレビ放送は終了。最終回では原作の数話前にまでアニメが迫っていたが、クール内で区切りを付けている。最終回では提供ベースに今後の展開を暗示するイラストが使われたが、遅れネット局の一部では、局のシステムの都合でブルーバックで提供スポンサー名を表示していた関係上、見ることができなかった地域もあった。
その後、続編がOVA化され、ヨークシンシティー完結編を描いた第1期『HUNTER×HUNTER』(4巻8話)、グリードアイランド編を描いた第2期『HUNTER×HUNTER GREED ISLAND』(ハンター×ハンター グリード・アイランド、4巻8話)および第3期『HUNTER×HUNTER G・I Final』(ハンター×ハンター ジー・アイ ファイナル、7巻14話)までが発売された。
本作は元請けの日本アニメーション社がアニメ事業縮小期だった影響もあり、制作協力のスタジオディーン社ほかグロス請けにより多くの回の制作が行われており、テレビ終盤では少人数でローテーションを回している。原作の連載ペースにあわせアニメ制作のブランクが長期間になったため、OVAからは期ごとに監督をはじめスタッフの解散と再編成が行われている。また、グリードアイランド編以降はセル画からデジタルアニメ制作に移行した。
トリックタワー攻略時、外壁をロッククライミングで降りようとしたが怪鳥の餌になったキャラクターの声を演じたのは原作者・冨樫義博本人である。また、33話では音響監督の平光琢也がシークアント役の声優も担当している。32話より赤星昇一郎もゼブロ役で出演していたので、レオリオ役郷田ほづみとあわせて怪物ランドのメンバーが集合した形となった。この回のみエンディングクレジットのキャスト欄でレオリオの位置が他2名に合わせて通常より後ろに移動し、''(怪物ランド)''と表記されていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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